【海外の反応】古本の匂いは紙の分解臭→成分はバニラと同じ「バニリン」
古本のあの匂い、正体は紙の化学的な分解だった
古本を開いたときに漂う独特の香りについて、海外掲示板に投稿があった。あの匂いは単なる経年劣化やホコリではなく、紙に含まれるセルロースやリグニンが化学的に分解していく過程で生じる反応そのものだという。放出される成分はバニラと同じ香りのバニリン、アーモンドを思わせるベンズアルデヒド、トーストしたパンやキャラメルのような香りのフルフラールの3つで、古い紙ほどこれらが混ざり合って複雑な香りになる。この投稿に掲示板では、香水業界での実際の利用法から、ビーバーの分泌物由来バニラとの意外なつながり、ウイスキー樽やワインの香りとの共通点まで、化学トリビアの応酬が繰り広げられた。以下、海外掲示板の主要な反応を訳して紹介する。
最近知ったんだが、古本の匂いの正体は紙そのものが化学的に分解して起きる現象だったらしい。出ているのはバニラと同じ香り成分のバニリン、アーモンドっぽいベンズアルデヒド、そしてトーストしたパンやキャラメルみたいな香りのフルフラール、この3つなんだと
化学的な話に興味があるなら言っておくと、バニリンもベンズアルデヒドもフルフラールも、実は香水業界で普通に使われてる原料そのものなんだ。ただの紙の副産物ってだけじゃなく、本の修復士がこの匂いを劣化具合の診断材料に使うこともあるくらいだぞ
>>2 3つ挙げてくれてるけど、実際はもっとたくさんの化学物質が絡んでるはずだ。中には結構やばい、発がん性が疑われてるようなものも混じってるらしいぞ
>>3 (『白鯨』のページを口いっぱいに頬張ったまま顔を上げて)……は?今なんて言った?
>>3 (『二都物語』を巻いた葉巻の煙にむせながら)……なんだって?
>>2 じゃあその知識があれば、「古本」の匂いのコロンって作れるんじゃないか?
>>6 もうとっくにあるぞ
>>7 Demeterってブランドから「Old Book」と「Paperback」って香水が出てる。どっちも好きだ
>>7 Byredoの「ビブリオテック」もいいぞ
>>6 具体的におすすめのやつある?
>>10 スタインベックの『エデンの東』
>>11 満点の回答だな
それって、バニラの香料にビーバーの排泄物が使われてるのと同じ理由か?木を食べて、その成分を体内で濃縮してるってことか?
>>13 排泄物じゃなくて、肛門の近くにある分泌腺から採るやつだよ。もっとも今はもうほとんど廃れたやり方だけどな、わざわざビーバーを捕まえなくてもバニラを栽培すればいいんだから
>>14 「わざわざビーバーを捕まえなくても」のくだり、その趣味を茶化すのはやめてくれ
>>14 排泄物そのものじゃないぞ。ビーバーが肛門の分泌腺から出す粘液が、かつてバニリンの合成に使われてたんだ。気持ち悪く聞こえるかもしれないけど、そうやって作られたバニリンは、バニラから抽出したバニリンと化学的には全く同じものになる。今はもっと安くて簡単な合成法があるから、これを実際に口にすることはまずないと思うけどな。というか、チョコには普通に虫の破片が入ってるし、着色料の中には虫をすり潰して作ってるものもある。原料や工程の一部が気持ち悪いからって、完成品まで気持ち悪いとは限らないんだよ
>>16 牛の糞だって普通に食べ物を育てるのに使われてるしな
ちなみにこの話での「古い」って言葉は結構あいまいだぞ。この手の研究の対象になってるのはだいたい1800年代から今までに刷られた本で、大半はパルプ紙で大量生産された本だ。俺は300〜500年前の本もいくつか持ってるけど、そっちはこの匂いがしない。理由は単純で、活版印刷が広まって識字率が上がるにつれて需要が爆発的に増え、質より量を優先した安い紙が主流になっていったからなんだ。逆に本当に古い時代の本は、文字を残すこと自体が重要だったから材料の質が高くて劣化しにくい。だから500年前の本の方が、数年前に刷られた安い本より状態がいいなんてことも普通にある
ウイスキーを樽熟成させたときに出る匂いと同じだな
>>19 それは昔ながらの技法だな。今はバニリンを合成できるけど、熟成させたワインにほんのりバニラの香りがするのも、オーク樽自体にバニリンが含まれてるからなんだ
>>20 だからこそ、昔は人工バニラ香料を製紙工場の木材パルプから作ってたんだよな。同じくリグニンがバニリンに分解される反応を、今度はわざとやってるだけの話だ
待ってくれ、いわゆる「古本の匂い」ってただのホコリの匂いだと思ってたんだが、違うのか?
>>22 本当に古い本は、羊皮紙(薄くなめした革)に手書きや印刷されてることが多いんだ。紙にも色々種類があって、中性紙(酸を含まない紙)は長持ちするけど、パルプ紙や新聞紙みたいなのはもっと早く黄ばむ、つまり酸化が進む。酸化っていうのは、要するにものすごくゆっくり燃えてるのと同じことだからな
シェフがこの3つの成分をうまく組み合わせて、図書館みたいな匂いのするパンとか作れたりしないもんかな
本も匂いも両方好きな人間としては、たまらない話だな。図書館と古本屋とで匂いが違う理由の説明のくだりで、紙の種類(パピルスとかもそうだよな)によっても違うのかなって気になった。あと製本の仕方とか、保管場所が海の近くか農地の近くかとかでも、そこの匂いの成分と反応したり混ざったりするのかな。今まで考えたこともなかったけど、めちゃくちゃ興味深い
俺には古本がバニラやアーモンド、キャラメルの匂いになんて全然感じられないけどな。絶対もっと別の成分の方が強く効いてるはずだ
香水作りはそんなに甘くないぞ。ベンズアルデヒドは数分で飛ぶし、フルフラールは発がん性のせいで配合量0.001%までって規制がかかってる。結局残るのはバニリンだけで、それってつまりバニラの匂いであって、古本の匂いにはならないんだよな
翻訳元■