【子供向けのはずが、まさかの伝説に】海外「なぜ誰も続編を作らないんだ」

「子供向けバットマン」という無茶振り企画が、なぜここまで愛され続けるのか
海外掲示板に、1999年放送のアニメ『バットマン・ビヨンド』を今どう評価しているかを問うスレッドが立った。「10代の少年にバットマンを継がせる」という、当初はスタジオの都合による苦肉の策だったはずの企画は、退廃したネオ・ゴッサムを舞台に、暴力性やキャラクターの喪失といった重いテーマまで丁寧に描き切り、多くのファンから当時のバットマン作品群の中でも屈指の完成度だったと支持されている。放送終了から四半世紀近くが経ついまも、ゲーム化や実写・アニメ映画化を望む声は絶えないが、版権元のワーナー・ブラザースが本格的に動く気配はない。なぜここまで評価の高いIPが放置され続けているのか、掲示板では惜しむ声とワーナーへの不満が入り混じった議論になった。以下、海外掲示板の主要な反応を訳して紹介する。
『バットマン・ビヨンド』は1999年放送、DCアニメ宇宙(DCAU)の4作目のシリーズだ。当初は「子供向けにマイルドにしたバットマン」を作るための企画だったはずなのに、蓋を開けてみると恐ろしいほど成熟していて、作り込まれていて、バットマン神話の中でも堂々たる一本に仕上がっている。「10代の少年をバットマンにして、ブルースは洞窟に引っ込めておく」なんてアイデアは大失敗してもおかしくなかったのに、テリー・マッギニスはウェインの後継者としてちゃんと成立している。 DC世界の自然な延長線上にある作品だと感じる。ブルースは自分に課した「唯一のルール」を破らざるを得なくなるまで戦い続け、それを一生許せずにいる。ネオ・ゴッサムは、DCAUの数十年後の未来がまさにこうなっているだろうと思わせるくらい作り込まれた世界だ。ジョーカーを気取ったギャング団が街を徘徊し、「スラッパー」というベインの毒液由来のドラッグが出回り、バーバラ・ゴードンは父の跡を継いで警察本部長になっている。ジャスティス・リーグも新メンバーで存続していて、ウェインとは適度な距離を保っている。 ネオ・ゴッサムのサイバーパンクな世界観が素晴らしい。「スウェイ」みたいなスラング、都市デザイン、高校で行われる進化版「ホッケー」……どれもよくできている。テリーのバットスーツは象徴的だし、2039年という遠未来のテクノロジーを詰め込んだ飛行するバットモービルも、この作品を唯一無二のものにしている。ミスター・フリーズやラーズ・アル・グールのような旧来の悪役だけでなく、テリー自身の敵役としてブライトやインクといったキャラクターも登場し、シリーズを通して確かな存在感を放っている。 テリー自身がとても魅力的なキャラクターだ。「10代のバットマン」なんて、下手をすればただのピーター・パーカーの劣化コピーになりかねなかったのに、彼のキャラクターの成長のさせ方、そして「夜はバットマン、昼は友人や恋人、家族を持つ高校生」という二重生活のこなし方のおかげで、彼だけの個性が確立している。そのうち本当に、ブルースの正当な後継者として見られるようになる。 映画『バットマン・ビヨンド ジョーカーの復讐』はDC屈指の名作で、あの時代のバットマンに実に暗い最終章を用意した。ディックは別の街へ去り、ティムは拷問されて容姿を損ない、バーバラはブルースにほぼ強制される形でバットガールを辞めさせられる。それでもブルースは何年もひとりで続ける。そしてついに再び現れたジョーカーを、今度こそ完全に葬り去る。テリーがバットマン最大の宿敵に引導を渡すことで、彼は本当の意味でバットマンになる。 『バットマン・ビヨンド』が終わってから25年、DC映画が乱発されてきたのに、映画化はおろか、マルチバースにテリーが登場することすらなかったのが正直信じられない。まだまだ広げられる豊かな世界のはずなのに。子供向け局「Kids' WB」で放送されていた作品にしては、色んな意味で分不相応なほどの完成度で、多くの人にとって「ダークナイトの決定版としての未来像」になっている。
『アーカム・ビヨンド』というゲームのためなら、罰当たりなことでも喜んでやる
>>2 その会社/チームが最初の2作の『アーカム』を名作にしていた頃なら、10年前でも喜んでやっただろうな。今は……どうなるか分からない
>>2 Rocksteadyがこれを開発してるって噂があるよ
>>2 サイバーパンクってジャンル、『2077』のおかげで今すごく熱いだろ。あの世界観のバットマンなら、確実にウケて成功すると思う
>>3 くそ、『ナイトシティにバットマンがいる』みたいなもんじゃないか。どこにサインすればいい?
昔からずっと大好きな作品。たまにコミックで続編をやろうとするけど、ちょっと変な方向に行きがちなんだよな。オリジナル版でもブルースとバーバラの評判を多少汚してしまった部分はあるけど、コミックはそれをさらにやりすぎてる。もっとサイバーパンクな一話完結ものが観たい。 『ジャスティス・リーグ・アンリミテッド』でついた、あの簡潔なエピローグは実はなかなか良かった。あれをもっと多くの話数や巻数でダラダラ引き延ばした悪いバージョンも想像できてしまうけど
>>7 それって続編コミック『バットマン・ビヨンド2.0』(脚本カイル・ヒギンズ)のことかな。良かったと記憶してる、テリーの“大人の”恋愛関係も少し描かれてた。ヒギンズは書く前からこのシリーズが好きだったらしいから、実現できて夢が叶った気分だったんじゃないかな。 とはいえブルースとバーバラの一件は、ブルース・ティムが昔からずっとこねくり回してる変な設定でもある。ディックがなぜブルースと口を利かなくなったかを掘り下げるためにコミックでよく使われる。恋愛関係の是非はともかく、どちらのロビンも最終的にブルースのそばにいない、という描き方は好きだ。バットマンに人生を捧げすぎて、最後はひとりぼっちになる。ハッピーエンドではないけど、筋は通ってる
ワーナー・ブラザースがものすごく無能な会社だってことを、まず理解しないといけない。DCの版権をどう扱えばいいのか、ほとんど分かっていない。まともなDC作品が出てくること自体がほとんど奇跡で、それも分かってる人間(たいていファン)がなんとか入り込んで作り上げてるから起きるだけ。そのうちワーナーが何かの形で台無しにするか、打ち切るか、駄作の翻案を作るまでの話だけどな。 最近だとディズニー/マーベルが『X-MEN '97』をソフトリブートしたけど、あれは素晴らしい出来だった。オリジナル版よりはっきり良い。ワーナーに知恵があれば、有能な脚本家を雇って『バットマン・ビヨンド』『ティーン・タイタンズ』『スタティック・ショック』にも同じことをするはずなんだけどな
>>9 ワーナーは自前の『スパイダーバース』を持てるチャンスがあったのに、普通に『いや、いらない』って断ったんだよな
>>9 俺がDCファンをやってきた間、ずっと『ワーナーが『バットマン・ビヨンド』の映画を企画中』とか『アイデアを練ってる』というのが定番のジョークだった。何度もやろうとするのに、絶対に踏み切らない。数年前には『スパイダーバース』風のアニメ映画のコンセプトアートまで公開したのに。 『ティーン・タイタンズ』、特に『スタティック・ショック』は、若い読者をコミックに引き込む手つかずの宝の山だと思う。タイタンズ・タワーが大きな『T』の形をしてるのを見たら、みんな喜ぶと思うんだけどな
>>9 いや、あんたも今まさに企業の重役みたいなこと言ってるぞ😅。『競合他社が何か面白いことをやった? じゃあ丸パクリしよう、細部まで全部コピーだ!』ってな。 『バットマン・ビヨンド』『ティーン・タイタンズ』『スタティック・ショック』はどれも新鮮なアイデアと優れた完成度を両立させてた作品で、ワーナーが目指すべきはノスタルジー頼みじゃなくてそっちの方向だと思う。その点『マイ・アドベンチャーズ・ウィズ・スーパーマン』はワーナーの功績だと思う。スーパーマンの精神には忠実なまま、新鮮で違う切り口になってる。あれが観られて『スーパーマン:TAS 2001』の焼き直しにならなくて本当に良かった
大人になった今年、DCAU(DCアニメ宇宙)を全部見返したんだけど、いまだにこんなに色褪せていないのが信じられない。ワーナーが『バットマン・ビヨンド』という版権にまったく興味を示していないのが本当に意味不明だ。普通に大成功すると思うのに。 しかもDCは、DCAUという『成功するDCユニバースの作り方』の設計図をすでに持ってるのに、なぜそれに倣わないのか分からない
>>13 『バットマン・ビヨンド』は大好きだけど、その後展開されなかったのも驚きではないと思う。単発作品としてはうまく機能するけど、コミックみたいに設定を広げすぎると(実際『ジャスティス・リーグ・ビヨンド』まで広げようとしたことがある)、本編の宇宙をこの未来へ向かう単なる前日譚にしてしまうリスクがある。マーベルが『2099』という未来設定をほぼお蔵入りにしたのも似た理由だ。タイムラインの先に『荒廃した未来』という固定点があると、今のヒーローたちの行動がすべて『どうせ失敗する行為』に見えてしまう。50年後にはどうせ世界がめちゃくちゃになって、生き残るのは悪役だけだと分かっているのに、スーパーマンが5回目の悪役戦をやったり、リードが12回目のドゥーム殴打をやったりするのを、誰が観たいと思う?
映画化なんて当たり前すぎる選択だと思う。1本だけ作ればいい。巨大な連続シネマティック・ユニバースの縛りもなく、それ単体で完結できる。『バットマン』という名前が付いてるだけでクールなSFとしてほぼヒット確定だし、ヒットすれば少なくとも三部作にはできる。 マット・リーヴスの映画も良かったし、今度のジェームズ・ガンの新作もきっと悪くないんだろうけど、結局はどれも『似たようなもの』にしか感じない。『バットマン・ビヨンド』の映画の方が、何か違うものとしてよっぽど良いアイデアなのに、ワーナーがなぜ挑戦しないのか分からない
>>15 頼むから、実写でやるならキートンをウェイン役に戻してくれ。できればアニメの方がいいけど、それならケヴィン・コンロイ抜きは絶対に嫌だ
『子供向け』というより、90年代のティーン層に向けた作品だったんだと思う。主人公は第1話でいきなり父親をマフィアに殺されるしな(笑)
『ジャスティス・リーグ・アンリミテッド』シーズン2の最終話が、まるまる『バットマン・ビヨンド』のエピソードだったのは、本当に最高だった。テリーが遺伝的にブルースの息子だったなんて、まさか誰も予想してなかっただろ
世界観の作り込みが本当に完璧だった。スラングもテクノロジーも、他の多くのSF作品みたいに無理してる感じがせず自然だった。『ジョーカーの復讐』は思ったよりずっとダークな展開で驚いた。テリーが早い段階で自分専用の敵役を持てたのも良かった。だからこそ彼は単なるブルースの劣化コピーじゃなく、自分だけのバットマンとして成立できたんだと思う
テリー・マッギニスは、俺にとってこれからもずっと一番好きなバットマンだ。ブルースより面白いキャラクターだと思う。理由は単純で、80年以上も積み重なったコミックの設定に振り回されていないから。敵役も最高だ。ブライト、インク、スペルバインダー……『ビヨンド』版のミスター・フリーズさえ、俺にとってはあのキャラの一番好きなバージョンだ。 10年くらい前に読んだ『ビヨンド』のコミックはテリーじゃなくて、時空を超えてきたティム・ドレイクがバットマンをやってるバージョンだったけど、誤解しないでほしい、ティム・ドレイクも大好きだし一番好きなロビンだ。でもテリーじゃない。俺が観たいのはテリーなんだ
元々は『高校生バットマン』というスタジオの打算まみれの企画だったはずなのに、これだけの傑作に仕上がったのがすごい。放送された日のことを今でも覚えてる。次の日、学校の友達と興奮しながら語り合ったよ
これって版権的な問題か何かなのか? ゲームでもテレビでも映画でも、誰もこの企画に触りたがらないのはなぜなんだ? どう考えても簡単に成功できそうな企画なのに、何がネックなのか理解できない。『ビヨンド』のアニメが放送当時に壊滅的にコケて、それでみんな怖がって手を出さなくなったのか?
主題歌が最高だった
実に『シュウェイ』(作中スラングで「イケてる」の意味)だな
問題は、バットマンには年々増え続ける人気の脇役キャラクターがたくさんいるのに、『バットマン・ビヨンド』を成立させるには、ブルースが最終的に『バット・ファミリー』の誰でもない赤の他人と、たったふたりきりで残らないといけないってことなんだよな。 単体で観る分にはすごくよく機能してる、本当に良く。だけど、他の人気キャラじゃなくテリーを選んだことに対する反発は、これからもずっと残ると思う
あの終わり方には本当にがっかりした。もっと観たかったのに、結局それっきりだった。ウィル・フリードルのテリーは最高だったし、クリー・サマーのマックスも良かった。ケヴィン・コンロイについてはもう何も言うことはない。それだけの可能性があったのに、放り出されたままなんだ
ずっと待ち続けてる。これだけ豊かな世界があるのに。ミレニアル世代を相手にしたら、それだけで金を刷れるレベルだと思う
>>5 なあ聞いてくれ、『バットマン・ビヨンド』なんだけど、銃を持たせて、バットマンを出さずに、ガジェットも無しにしよう! でもブランドだけは残すんだ! そうすれば『モービウス ザ・ムービー ザ・ゲーム PART2』の倍は売れるぞ
翻訳元■