【海外の反応】ベル研究所のアンテナ雑音、鳩のせいだと駆除しても消えず→正体はビッグバンの残光でノーベル賞

ベル研究所の謎の雑音、正体は宇宙誕生の残光だった
1964年、アメリカのベル研究所でアンテナの雑音除去を担当していた2人の科学者、アーノ・ペンジアスとロバート・ウィルソンは、どの方向にアンテナを向けても消えない謎の低い雑音に1年近く悩まされていた。まず疑ったのはアンテナ内部に巣を作っていた鳩で、追い出したうえでフンまで丁寧に拭き取ったが、それでも雑音は一向に収まらない。行き詰まった2人がある専門家に相談したところ、判明した正体はなんと、宇宙誕生から間もない頃に放たれ、その後の宇宙膨張とともに引き伸ばされて今なお宇宙全体を満たし続けている『宇宙背景放射』だった。この偶然の発見はビッグバン理論の決定的な証拠となり、2人は1978年のノーベル物理学賞を受賞した。以下、海外掲示板の主要な反応を訳して紹介する。
ベル研究所の2人の科学者が、アンテナに紛れ込む謎の雑音を消そうと1年がかりで格闘した。巣を作っていた鳩を追い出し、フンまで拭き取ったのに、雑音は消えなかった。正体が判明したのは意外なところで――それは宇宙誕生の瞬間から残り続ける宇宙背景放射で、この発見で2人は1978年のノーベル物理学賞を受賞した。
>>1 偉大な発見って大抵、『あれ、なんか変だな』って気づいた人が、それを理解しようと粘った結果生まれるんだよな
>>7 逆に『大した発見じゃなかった』パターンもある。オーストラリアで一番有名な電波望遠鏡を17年間も悩ませ続けた謎の電波の正体が、ついに判明したことがあってな。その正体は、観測所のキッチンにあった職員用の電子レンジだった
>>16 『科学において最もワクワクする言葉は、発見を告げる「やった!」ではなく、「あれ、変だな……」の方だ』――アイザック・アシモフ
>>62 あとは『とりあえず舐めてみるか』も鉄板だな。ヤバいくらい多くの発見が『この謎の物質、口に入れてみよう』から始まってる
>>7 一番好きなのは赤外線の発見の話。色ごとに『温度』が違うか調べたくて光をプリズムで分光し、各色に温度計を置いたんだけど、念のため可視光が当たらない場所にも温度計を置いていた。そしたら一番熱くなったのは、その可視光が全く当たっていない場所だった
>>64 想像してみろよ……『どの電池が一番長持ちするか』を調べてたら、全部の電池が空っぽの段ボール箱に負けた、みたいな話だぞ
>>7 最近だと、ログイン試行がLinuxのベータ版でだけ0.5秒余分にかかることに気づいた開発者が、近年最悪級のサイバー攻撃(xz utilsへのバックドア混入事件)を未然に防いだ話も近いな
>>182 あるいは『75セントの会計の誤差』から始まった話もある(『カッコウはコンピュータに卵を産む』という本のネタ元になった実話だ)
>>7 好きな話がもう一つある。地球の年齢を鉛年代測定で調べようとしていた地球化学者の話。当時の推定値『約45億5千万年』を確立した功労者なんだけど、サンプルがどれも原因不明の鉛汚染を受けていて苦労した。あらゆる対策をしても汚染が消えず、ついに世界初とも言える『クリーンルーム』を自作するに至った。その結果分かったのは――鉛汚染は実は大気中のどこにでも存在していたということだった
>>149 面白いのが、彼は40〜50年代の時点で大気汚染に気づいていて、60年代にはそれが主に有鉛ガソリン由来だと発表していたのに、実際にガソリンへの鉛添加が完全禁止されたのは1996年になってからだったってこと
>>1 あ、2人の名前を書き忘れてた。彼らはアメリカの電波天文学者、アーノ・ペンジアスとロバート・ウィルソンだ
>>3 うちの母がアーノの娘さんと友達でな。家族に伝わる話だと、発見の直後に記者たちが取材や写真撮影にやってきた時、母はちょうど2人の家のキッチンでグリルチーズサンドを作ってたらしい
>>21 チーズは何を使ってたんだ?うちはマンステールチーズ派の家系なんだが
>>1 あとwikipediaにあった情報もついでに――『この宇宙背景放射の解釈は1960年代後半、議論の的になっていた。太陽系内からのエネルギーだとする説など、別の説明も提唱されていた』とのこと
>>4 一つ一つの単語の意味は分かるのに、繋げた瞬間まったく理解できなくなる文章に出会ったら、それはもう自分の手に負えない領域に足を踏み入れてる証拠だぞ
>>10 あらゆる物体は黒体放射を出している、お前自身も含めてな。温度というのは原子が振動する運動エネルギーの平均値のことで、この振動が特定のスペクトルで光を放つ。物体は熱くなるほど赤→白→青と輝きが変わる。お前の体は約310ケルビンの熱で長い赤外線(波長9マイクロメートル)を放っているが、宇宙背景放射はわずか2.7ケルビンのマイクロ波(波長約1ミリメートル)を放っている。これは空にある2.7ケルビンの謎のガスから来ているんじゃなくて、宇宙がまだ誕生38万年しか経っていなかった頃、宇宙全体を満たしていた3000ケルビンのガスが放った光の名残なんだ。その光は当時、短い赤外線(波長約1マイクロメートル)でピークを迎えていたが、宇宙の膨張とともにその波長が1ミリメートルまで引き伸ばされた。それがベル研究所のアンテナが拾っていた光の正体というわけだ
>>40 これぞ海外掲示板の醍醐味だな。質問者は明らかに混乱してるのに、返ってきた答えは最低でも大学院レベルの物理学
>>1 2人が夜空を見上げながら『こいつはもっと長いモップが要るな』ってぼやいてる姿が目に浮かぶわ
>>5 幸いというべきか、今から1000億年以上経てば宇宙の膨張でこの宇宙背景放射も引き伸ばされすぎて、誰にも観測できなくなるらしいぞ
>>1 豆知識だけど、昔のアナログブラウン管テレビをアンテナに繋いで映らないチャンネルの砂嵐画面にすると、あの砂嵐の約1%はこの宇宙背景放射が写り込んでるらしいぞ
>>13 それは間違ってるぞ。天体からの信号は、どんなに明るいものでも『アンテナ開口面積1平方メートル・帯域幅1ヘルツあたり10のマイナス23乗ジュール』みたいな桁で測られる。お前のブラウン管テレビ自体が出すノイズの方が、宇宙から受信できる信号より1兆倍は強い
>>1 その現象を実際に説明しようとしていた科学者が、証明しきる前に、この2人が偶然先に発見しちゃった、みたいな話がなかったっけ?
>>24 ロバート・ディッケのことだな。皮肉なことに、2人が思いつく限りの手を尽くしても雑音が消えなくて最後に電話した相手がまさに彼で、話を聞いた瞬間に『何を見つけたか』を即座に理解したらしい。しかもディッケは以前、『2人のアンテナならこの観測に十分使えるはずだ』という論文まで書いていて、それが2人が彼に電話した理由だったんじゃないかとも言われてる
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