【海外の反応】シティコープ・センター、強風で倒壊寸前だった→発覚のきっかけは学生の宿題の電話

シティコープ・センター、強風で倒壊寸前だった1978年の危機
シティコープ・センター(現・601レキシントン・アベニュー)は、1977年に完成した独特の斜めカット屋根で知られるニューヨークの摩天楼だ。しかし完成の翌年、ある工学専攻の学生から設計者にかかった1本の電話をきっかけに、致命的な弱点が発覚する。この建物は四隅ではなく各辺の中央で支えられる特殊な構造のため、正面からの風には十分な強度があっても、斜め方向からの強風を受けると接合部が想定外の力に耐えられず倒壊しかねないことが分かったのだ。設計者は隠蔽するどころか自ら市当局に通報し、避難計画まで準備しながら、補強工事を周囲に気づかれないよう夜間だけで進めた。この一件が世間に公になったのは、実に17年後のことだった。以下、海外掲示板の主要な反応を訳して紹介する。
1978年、マンハッタンの高層ビル『シティコープ・センター』が、実は強風で倒壊しかねない設計上の欠陥を抱えていたことが後に判明した。表沙汰にならないよう夜間だけで密かに補強工事が行われ、世間に知られたのは17年後のことだった。
>>1 この話と関係ないけど、昔あった大規模な倉庫崩落事故を思い出す。吹雪の最中に崩れて数億ドル規模の損害を出した件で、所有者側が設計者と施工会社を訴えた。証言録取の場で、有名な工業建築の設計者が『自分の設計に問題があったはずがない』と言い張っていたらしい。ところが原告側弁護士(本人もエンジニア出身)が、設計図をセクションごとに一つずつ確認させて『ここは正しく荷重を支える設計になっていますか』と聞いていった。証言録取の半ばで、弁護士がある接合部を指差してそう聞いた瞬間、その設計者は目を細めて見つめ、目を見開き、『……待てよ』と言った。自分の弁護士が慌てて異議を唱えたが、設計者はそれを無視してさらに図面を見つめ、何かを書き込んでから『……やってしまった』と言ったらしい。強風混じりの積雪条件下でのその接合部の耐荷重計算を、証言の最中に自分で間違いに気づいてしまったんだ。この件はすぐに和解になったらしい
>>1 対策していなければ、いつ壊滅的な事態が起きていたか正確に分かっているという事実がもう狂ってる
>>1 欠陥が見つかったのは、ある工学専攻の学生が授業の課題でこのビルについて設計者に電話をかけてきたのがきっかけだったらしい。宿題の質問が摩天楼を救ったってことか
>>5 元記事は本当によく書けてた。設計者は市当局に連絡して避難計画まで用意し、市側も警戒態勢を敷いていた。気象当局とも連絡を取って天候を監視し、修理が間に合わなければ犠牲者を出さないよう建物を避難させる計画まで立てていた。犠牲者を出さないための計画をちゃんと用意して、他にも大勢の人間をその計画に巻き込んでいたんだ
>>5 記憶が正しければ、その学生は風荷重の計算をしていて、どうもこのビルが耐えられなさそうな結果が出たらしい。てっきり自分の計算が間違っていると思って、どこが違うのか確認するために設計者に連絡したんだと
>>9 俺が聞いたバージョンだと、学生が設計者に『例のX問題ってどう対処したんですか?』と聞いたら、設計者が『……X問題? ってなんだ? ヤバい』ってなった、って話だった
>>9 このビルの主任構造エンジニアの名誉のために言っておくと、彼は欠陥を知った瞬間に隠蔽するのではなく即座に是正措置を取った。今では建築・工学系の授業で『とるべき行動』の倫理的なケーススタディとして使われているらしい
>>9 想像してみろよ。『いや、絶対俺の計算のどこかが間違ってるはずだ。だってそんなわけないだろ?……よし、ちょっと見てみるか。うん、うん、ふむ……ちょっと待って……あ……くそ……誰かに電話しなきゃ』ってなる流れ
>>13 設計者のせいじゃなかったんだよ。彼はその手の風のリスクを設計段階で考慮して計算にも織り込んでいたんだけど、学生から電話を受けて、実際の施工でもちゃんと反映されていたか念のため確認することにした。そこで発覚したのが、施工チームがリベット接合に設計変更していたこと。リベット自体は普通なら問題ないんだけど、各接合部のリベットの本数が足りていなかった。だからその後数ヶ月かけて密かに行われた作業は、ビル全体の重要な接合部にリベットを追加する工事だったってわけ
>>24 別に『隠して』やってたわけじゃない。わざわざ触れ回ってはいなかったけど、人を欺くためじゃなく、業務の邪魔にならないよう営業時間外にやっていただけだよ
>>24 なるほど筋が通るな……不安定な建物を救うためのこっそり工事なんて相当に緊迫した話に聞こえる。追加の応力に対応するためにリベットを足すっていうのは、現代建築の範囲内で普通にありそうな話だ
>>24 それは間違ってる。設計者はそもそも『斜め方向からの風荷重』を全く考慮していなかった。真正面からの風荷重の計算だけで十分だと判断していたんだ。問題が発覚したのは、その学生が斜め方向の風荷重を計算し、その条件では設計が成立しないことを見つけたから。あと補修工事はリベットの追加じゃない。実際にはリベットなんて使われてなくて、ボルト接合部の上に補強プレートを溶接する作業だった
>>67 それも正確じゃない。学生のダイアン・ハートリーは設計者本人と直接話したわけじゃなく、彼のスタッフの一人と話しただけ。そのスタッフ(男性)が後で設計者に伝えて、設計者自身は後年『男性と話した』とだけ記憶していたらしい
>>152 壁の正面じゃなくて建物の角(かど)方向から風が当たるケースのことだよ。普通の建物なら角方向からの風荷重の方が正面からより弱いはずなんだけど、このビルは特殊で、4本の支柱が建物の『角』じゃなくて『各辺の中央』の真下にある構造をしている。だから角方向からの風には、正面からの風よりもずっと弱くなってしまうんだ
>>154 ああっ、やっと理解できた!! てっきりものすごく複雑な建築計算の話だと思ってたのに、一見どうでもよさそうな話なんだな……? 見た目は『辺』でも実際は45度ズレてるせいで『角』みたいに機能してるってことか……設計者やそれを審査した人たちは、なんでこれを見落としたんだ??😮😮
>>186 一番の問題は、このビル特有の構造上、それまで誰も経験したことのない斜めのブレース(筋交い)が使われていたこと。設計者は風がどう作用するかを計算して、通常のどんな風でもブレースには十分すぎる余裕があると結論づけた。だから斜め方向の風なんて確認する必要もないと考えたんだ。実際、ブレース自体は斜め方向の風が来ても建物の重さを支えるには十分すぎる強度があって、その点では設計者は間違ってなかった。でも学生が見つけたのは、建物内部の力の伝わり方が特殊なせいで、強い斜め風を受けるとブレースの一部に、通常の『圧縮力』ではなく『引張力』がかかるということ。ブレース自体は引張力にも余裕で耐えられるんだけど、それを縦横のブレースにボルト留めしていた接合部の作りが、引張力にはまったく向いていなかった
>>24 元々の計算は溶接接合を前提にしていたのに、施工側がボルト(締結)接合に変更したから、って話じゃなかったっけ?
>>51 それもあるし、加えて設計者が斜め方向の風荷重をそもそも設計に考慮していなかったことが大きい。実はそれが一番致命的な条件だったんだ
>>1 だいぶ前にこの話を読んだ記憶がある(もしかしたら動画で見たのかも)。本来は溶接するはずだった梁が、コスト削減のためボルト留めに変更されて、それが想定外の破損条件を生んだらしい。あと記憶が正しければ、このビルは一角の下に教会を残すために中央支柱の構造にしたんだったはず(写真に写ってる十字架がその名残)。設計時点ではその破損条件は想定されてなくて、太い構造梁は溶接される前提だったから。……なんで自分がこんな知識を持ってるのか、自分でも分からない
>>1 このエピソードについてのVeritasium(科学系YouTubeチャンネル)の動画がすごく良かった
>>1 かなり稀な種類の風だったから、補強工事をしていた期間中の実際のリスクは低かったらしい。でも計算してみたら『やべぇ』ってなったんだと
>>3 記憶が確かなら、もし補修していなかったとしても、実際に倒壊するほどの風が吹いたのは2012年のハリケーン・サンディが初めてだったらしい
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