【船は無傷、食料も満載なのに】海外「乗員は忽然と消えていた」

航行に支障なし、食料も満載のまま──消えた乗員10人の謎
海外掲示板に、1872年11月に大西洋で発見された帆船『メアリー・セレスト号』にまつわる逸話を紹介する投稿が立った。船体に損傷は無く舵も正常、6ヶ月分の食料と水も十分に残っていたにもかかわらず、船長一家を含む乗員は忽然と姿を消していたという。争った形跡も遭難信号も残されないまま、なぜ乗員全員が船を放棄したのかは150年以上経った今も解明されていない。投稿には最初、この事件が下敷きの一つとも言われる小説『ドラキュラ』を連想したジョークが殺到したが、やがて積荷のアルコールに着目した本格的な仮説や、当時の航海事情を踏まえた考察まで、幅広い反応が寄せられていった。以下、海外掲示板の主要な反応を訳して紹介する。
1872年11月、幽霊船『メアリー・セレスト号』が大西洋を漂流しているのが発見された。航行に問題は無く、6ヶ月分の食料も積んだままだったのに、乗っていた10人は跡形もなく消えていた。
全員で海水浴に出かけたんだけど、最後に入った奴がタラップを降ろすのを忘れたんだろ
>>2 あいつら全員シムズのキャラだったんだよ
>>3 俺たちも同じだよ。とことんシムズなんだ
ドラキュラがどうこうってコメントの意味が全然分からないんだが
>>5 ブラム・ストーカーの小説『ドラキュラ』で、ドラキュラが『デメテル号』という船でイギリスに渡る場面があるんだ。航海中に船員を全員食い尽くしてしまって、港に着いた時には積荷以外もぬけの殻だったんだよ
>>6 揚げ足取りで悪いんだが、レンフィールドはあの船には乗ってなかったぞ。あいつは精神病院の中だ
ドラキュラ絡みのレスの嵐は覚悟してるが、それはそれとしてまともな仮説は無いのか
>>8 一番有力なのは爆発説だな。積荷はアルコールだったんだが、誰かが火の気を持って船倉に降りた拍子に、気化したガスに引火したっていう仮説だ。再現実験でも、痕跡も燃え跡も残さずにそういう爆発が起こり得ることが確認されてる
>>9 積んでたのは変性アルコール(消毒用アルコールの類)で、大半は目の詰まった欧州オーク樽に入ってたんだが、一部はアメリカ産のレッドオーク樽で木目が粗かったらしい。その粗い樽からアルコールが染み出して(蒸発して)船倉に溜まり、それが爆発したっていうのが仮説だ。爆発自体は劇的だけど温度としてはそこまで高くならないタイプで、木材を燃やさずに済んだと考えられてる
>>10 『温度的には大したことない』って話は分かるんだが、俺はあえて『その爆発はイケてた』の意味で読むことにするよ
>>11 あまりにイケてる爆発だったから、振り返らずにその場を歩き去るしかなかったんだろうな。ただ生憎そこは船の上だから、大して歩けもしないうちに全員海の中に行き着いたと
>>10 1872年の時点で変性アルコールなんてあったのか? てっきり禁酒法時代の発明だと思ってたが
>>13 禁酒法よりずっと前から、飲用じゃないアルコールには税金がかからなかったんだ。工業用アルコールと飲用アルコールを区別する制度自体は昔からあったんだよ
>>9 俺みたいな船に詳しくない奴のために言っておくと、『ヨール』ってのは想像通りの代物で、要するに小型の救命艇のことだ
>>15 ヨール(yawl)って言葉、南部訛りの『お前ら(y'all)』にしか聞こえてこないんだが
>>9 船がどんどん遠ざかっていくのを眺めながら、『もうダメだ』って悟る瞬間を想像してみろよ
>>17 しかもそのまま眺め続けてたら、船は沈むどころかどんどん小さくなっていくだけで、『さっきの判断、パニックで早まっただけだったんじゃ…』って気づいた時にはもう、家族も乗員も皆殺しにしたようなもんだって話だよな
そこまで不思議な話でもなくて、救命艇が無くなってたから乗員がどこへ行ったかは大体察しがつくんだ。船倉のガス(航海日誌にも実際に記録が残ってる)が大爆発を起こして、乗員がパニックになって救命艇に避難したっていうのが有力説だよ
>>19 その救命艇の残骸、スペインの海岸に流れ着いてるんだよな
>>20 ……なかなか重い話だな
>>21 だよな……くそ。あの救命艇で最後の一人になった瞬間を想像してみろよ。人間の苦しみの極致だろあれは
>>22 第二次大戦中の潜水艦が、自分たちが沈めた船の生存者に向けてパンを投げてる映像を見たことがある。生存者は救命艇に身を寄せ合ってて、潜水艦側は『自分たちがいかに慈悲深いか』を示すために記録してたらしいんだが、映像のナレーターが指摘してたのは……
>>23 似たような話がドラマ『ザ・パシフィック』にもあったな。太平洋に向かう航海の序盤で水兵が一人海に落ちるんだけど、みんな出征気分ではしゃいでて落ちた瞬間も笑ってたんだ。でもすぐに、どの艦も止まって助けには行けないと気づいて、その水兵はそのまま海に置き去りにされた
あと指摘しておくと、これは1872年の話で、船舶用の無線通信が実用化されるずっと前の時代なんだよ。当時は船同士や船と陸との確実な通信手段が無かったから、メアリー・セレスト号のような『行方不明・放棄された船』自体は、実はそこまで珍しい話じゃなかった
>>25 一番狂ってるのは、積荷のほとんどが酒だったのに、誰もそれを盗んでも開けてもいなかったってことだよな。当時、頭に来た船員がまず最初にやるのは酒の略奪だし、あの海域で海賊行為自体は下火になってたとはいえ、行きずりの一回きりの強盗でも普通は酒を持っていくもんだ
>>26 詳しい人によると、積んでたのは変性アルコールで、飲用のものじゃなかったらしいぞ
>>10 結局のところ『本当に勉強になるTIL』はいつだってコメント欄の中にあるんだよな。150年経っても解けない謎に、木の樽の粗さから爆発の温度まで大真面目に考察してる連中がこれだけいるってだけで、もう十分面白い
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