【衝突前後の月面写真】海外「ロケットのせいで月がボケた」→正体は太陽光の角度

ロケット激突で月がぼやけた!? 海外に広がった「月面ビフォーアフター」不信感
海外掲示板に、SpaceXのロケットの残骸が月面に衝突したとされる、衝突前後の月面写真が投稿された。並べられた2枚を見比べると、確かに「後」の写真は妙にぼやけて見える。この違和感に、閲覧者たちからは「衝突の衝撃でカメラの性能が落ちたのか」「レンダリング設定でも変わったのか」といった冗談交じりの疑問が相次いだ。一方で、天体写真の実務経験を持つユーザーからは、撮影時の太陽の高度や露出設定の違いによる見た目上の変化に過ぎないとする詳しい解説も寄せられ、単なるネタスレが思わぬ理科の授業のような展開を見せた。以下、海外掲示板の主要な反応を訳して紹介する。
SpaceXのロケットが月に衝突した前後の写真がこれだ。
>>2 衝突のせいで月のピクセル数が減ったんだよ
たぶん違う衛星が、違う角度・違う距離から撮影してるだけだと思う。月を撮影できる衛星自体がそう多くないから、特定の地点をピンポイントで急に撮り直すにはかなり選択肢が限られるんだよ
>>8 だよな、ひどい比較写真だ
>>9 カメラの位置が変わってないんだとしたら、衝突の衝撃で月自体がピンボケしたのかもな😂
>>15 …で、その電話には結局誰が出るんだ?
>>16 逆探知したぞ。電話は月の中からかかってきてる
月面画像の処理を仕事にしてる者として言わせてもらうと、パニックになる前に知っておいてほしい。この違いはほぼ全部「測光上の見え方の違い」であって、物理的にでかいクレーターが新しくできたわけじゃない。まず太陽高度の違い:左の「衝突前」は太陽高度が高い時に撮られてて、地形の細かい陰影がくっきり出てる。右の「衝突後」は逆に、地平線に近い低い角度から直射光が当たった状態で撮られてる。低い角度からの光は、まだ誰にも触れられていない反射率の高いレゴリス(表土)に直接反射して、センサーを白飛びさせるんだ。次にセンサーのブルーミング(滲み):矢印が示してる明るい点は、典型的なCCDのブルーミング・グレアだよ。反射率がわずかに高いエリア(かき乱された表土やガラス質の多い箇所とか)に当たると、電荷が隣のピクセルにまで溢れ出す。最後にデジタル圧縮と処理の強調:「衝突後」のフレームは明らかに、噴出物を強調するための別のヒストグラム調整とコントラスト補正がかけられてる。それが明るいピクセルの隣にある暗い影を誇張してるんだ。時速5400マイルで衝突した4トンの上段部分が作るクレーターは、幅15〜20メートル程度しかない。この軌道上の解像度(1ピクセルあたり数メートル)だと、実際の物理的な衝突痕なんてほとんど点にしかならない。つまり今見えてるものの9割は、露出とセンサーの飽和によるカメラ側の見た目の変化であって、新しくできた巨大なクレーター地帯なんかじゃないってこと
>>20 うんうん、はいはい、知ってる単語もいくつかあるな
>>21 「と」「は」「の」……まだ残りの部分は勉強中だ
アポロ計画の月着陸船の上昇段のほとんども、結局は月に激突させてるんだよな。しかも宇宙飛行士たちも、岩石サンプルを余分に持ち帰る重量を確保するために、自分たちのゴミやおしっこ・うんちまで置いてきてる
むしろこれは良いことだと思う。この衝突を使って月を研究できるし、月がどう衝撃に反応するか、もしかしたら組成まで分かるかもしれない
>>24 何かに役立てられるからって、その行為全体が正しかったことにはならないだろ
カウボーイハットを被ったイーロンが、映画『博士の異常な愛情』みたいにロケットに跨がって月まで落ちていく光景が目に浮かんでしまった
>>28 そうなってくれることを願うばかりだよ
すごく間抜けな質問かもしれないけど、十分な数のロケットを同時に月にぶつけたら、地球に影響が出るくらい月を動かせたりするのか?そういうことをやったら、何かおかしなことになったりする?
>>32 腕に塩の粒を一つ乗せてみてくれ。腕は動くか? じゃあ10粒、100粒、1000粒だったら? どこかの時点で、塩の重さだけで腕を動かせるようになる。ロケットの数で言えば、それだけの数を一度に送り込むのは現実的じゃないってだけで、理論上はイエスだよ。ただ、月を動かせるほどの威力の衝突や爆発は、それ自体で月に大きなクレーターを作るか、月の一部を吹き飛ばすくらいの威力になる。君が本当に考えたいのは、月の表面に十分な推力を取り付けたら月そのものを動かせるか、って話だと思う。それも理論上は可能だけど、実際にやるのは非現実的だね
これは去年、月着陸機2機(Blue GhostとHakuto-R 2)を打ち上げたロケットの上段部分だよ。時間の経過とともに、地球・月・太陽の重力の影響を受けて軌道が少しずつ変化していって、最終的に今回の(計画外の)衝突に至った、っていうのが実際のところ
翻訳元■