【海外の反応】2000年前のローマ兵アピオンの手紙→金貨3枚の報告と返信の催促だった

2000年前のローマ兵が書いた手紙、中身は現代と変わらなかった
海外掲示板で、西暦2世紀にエジプトからローマ軍に入隊した若者アピオンが、故郷の父エピマコスに宛てて書いた手紙の写真が紹介され、大きな反響を呼んだ。パピルスに古代ギリシャ語で記されたこの手紙には、荒波の航海を乗り越えて任地ミセヌムに無事到着したこと、支度金として金貨3枚を受け取ったこと、そして「早く便りをくれ」と父に返信をせがむ様子がつづられている。入隊とともにローマ式の新しい名前「アントニウス・マクシムス」を与えられたことも記されており、スレッドでは2000年前の若い兵士の手紙が現代の軍隊や単身赴任からの連絡と何も変わらないことに驚きの声が相次いだ。以下、海外掲示板の主要な反応を訳して紹介する。
これは西暦2世紀、ローマ軍に入隊したある若い兵士が、故郷のエジプトにいる父親に宛てて書いた手紙だ。
>>1 気になる人のために訳しておいた。 『父であり主人であるエピマコスへ、アピオンより。まず第一に、あなたが健康で、姉とその娘、そして弟ともどもうまくいっていることを祈っています。海で危険な目に遭ったとき、すぐに救ってくださった主セラピスに感謝します。ミセヌムに着いたとき、皇帝陛下から旅費として金貨3枚をいただき、私は元気にやっています。どうか一言、お父様自身の健康について、次に弟と姉の様子について、そして三つ目に――私を立派に育ててくださったあなたの手に口づけできるよう――手紙をください。神々のご意志があれば、早い昇進も望めそうです。カピトンと弟姉、セレニラ、友人たちによろしく。エウクテモンに私の肖像画を持たせて送りました。私の新しいローマ名はアントニウス・マクシムスです。ご多幸を』
>>2 翻訳者はなんで『セレニラ』を奴隷だと思ったんだろう。友人とか想い人って可能性もあるのに
>>2 まだ知らないなら『ウィンドランダの木板』もぜひ見てほしい。ハドリアヌスの長城近くの砦跡から出土した史料群で、自分のお気に入りは『寒いから靴下を送ってくれ』と家族に頼んでいる一通。将校の妻たちがパーティーを企画している手紙なんかもある。自分はローマ考古学を修士まで学んだけど、ずっとお気に入りの史料群だよ
>>2 第一次世界大戦で各国の兵士が書いて家に送った手紙を扱ったポッドキャストを聴いたことを思い出す。最初はどの手紙も似たり寄ったりで、正直ちょっと退屈にすら感じたんだけど、聴き終える頃にはその『似すぎてる』ことにこそ深い意味を感じた。時代が違っても、兵士が家族に報告することも尋ねることも、驚くほど変わらないんだと痛感させられたよ
>>2 面白いのは、違いが一様じゃないってところなんだよな。ある部分はまったく同じなのに、急に別の部分が信じられないくらい違っていて、そのギャップに余計めまいがする 『やあ母さん! あーもう、先生ほんとウザい。これから髪セットして友達と飲みに行ってくる。あ、そういえばあの生意気な奴隷はもう懲らしめた? 弱っちい弟のほうも、そろそろ始末した?』
>>2 めちゃくちゃ微笑ましいな。自分もブートキャンプ(新兵訓練)から母親に似たような手紙を書いた記憶がある。時代が変わっても人間のやることは変わらないんだな
>>3 わかる。自分がブートキャンプから書いた手紙なんて、めちゃくちゃ弱音だらけのホームシック全開だったよ。フォート・ベニングの歩兵訓練校に入った当時17歳のひ弱な自分には、精神的にまったく準備ができてなかった。おかげでその後は一気に鍛えられたけどな、それも速攻で
>>2 息子が自分を『主人』と呼んでくれてない!? これは早急に正さないと
>>5 「あと17年くらいどうってことないさ、何度でもやり直せる」
>>2 この改名の話、気になるな。こうやって名前を変えるのってよくあることだったのか?
>>25 彼はローマ軍団に入ったから、当時は軍団に入った時点でローマ名を与えられたんだよ
>>25 知り合いの中国人・韓国人・日本人も何人か、こっちにいる間は『西洋風の名前』を使ってたな。発音しやすくするためか、こっちの人間に正しく発音してもらえないからだと思うけど、同じ理屈が働いてたんじゃないか
>>27 中国や日本に実際住むなら同じことを勧められるよな。韓国はちょっとわからないけど
>>1 2世紀当時、金貨3枚はだいたい75デナリ相当。酒場に直行すれば、安ワインなら18リットル分くらい買える額だ
>>9 大事な話をしてるな *酒*
>>9 金貨3枚×25デナリ…マイナス75デナリ…割る18リットルのワイン… 考古学って大変だな
>>11 18リットルのワインから逆算しなければもっと楽なのにな、それは間違いない
>>9 当時の銀の購買力は現代とほぼ同じだったらしい。根拠は、ローマの公衆トイレの壁に銀貨建てで娼婦の値段が刻まれていたことから分かるそうだ
>>13 ただ、それだけが当時の家計を測る基準とも限らないけどな
>>9 金貨3枚(75デナリ)って、今の価値だとどれくらいなんだろう
>>15 状態のいい2世紀のローマ金貨は今なら5000ドルくらいで買える。当時の兵士のだいたい1か月分の給料に相当する額だったことを考えると、興味深い一致だな
>>16 ちなみに5000ドルって、今の地中海沿岸の手取り月給よりはるかに高いぞ。エジプトなら月200ドルくらい、ギリシャで1100ドル、イタリアで1800ドルってところだから
>>1 ローマ兵、父親はエジプトにいるのに、手紙はギリシャ語で書いてるんだな
>>18 当時のエジプトはすでに500年近くギリシャ文化圏の一部だった。ギリシャ語は行政や上流階級の言葉だったんだ。父親の名前『エピマコス』も生粋のギリシャ系の名前だから、ギリシャ化した家系か、民族的にギリシャ系だったんだろうな。それにそもそもギリシャ語は東地中海全域での『共通語』でもあった
>>18 当時のエジプトにはギリシャ系の人がかなり多く住んでたからな
>>19 それにギリシャ語自体、ローマ帝国全土でごく普通に通じる言葉でもあった
>>1 もう昔の名前で呼ぶのはやめよう、彼の名前はアントニウス・マクシムスだ
>>22 ビッグ・トニー(Big Tony)って呼ぼうぜ
>>23 ビッグT!! あいつ最高だな!!
翻訳元■